堺市の鉄炮鍛冶屋敷(堺区北旅籠町西1丁3-22)で、企画展「堺緞通と鉄炮-「緞通王」藤本荘太郎と井上関右衛門-」が10/7(水)から12/7(月)まで開かれる。開館は午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)、休館は火曜日(祝・休日の場合は翌平日)、入館料は500円。10/31のミニ講座は定員35人の事前申込制で、受付は10/7の午前10時から(2026年10月時点、堺市の発表による)。
いつ・どこで・いくらか
- 期間:10/7(水)〜12/7(月)
- 開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日:火曜日(祝・休日の場合は翌平日)
- 会場:鉄炮鍛冶屋敷(町家歴史館 井上関右衛門家住宅)、堺市堺区北旅籠町西1丁3-22
- 入館料:500円(20人以上の団体は400円)。中学生以下、堺市内に住所のある65歳以上の方、障害のある方とその介護者は無料(障害者手帳等の証明書の提示が必要)
無料になる人も、年齢や住所・手帳などを確かめる書類が要る点は、窓口で慌てないよう覚えておきたい。
どんな企画展か
鉄炮鍛冶屋敷は、全国で唯一残る江戸時代の鉄炮鍛冶の作業場兼住居だと堺市は紹介している。今回の企画展は、国内外の博覧会への出品を通して堺緞通(さかいだんつう)を堺の代表産業へ育てた「緞通王」藤本荘太郎(1849年〜1902年)と、親戚にあたる「最後の堺鉄炮鍛冶」井上家第11代当主の関右衛門壽次(ひさつぐ、1824年〜1908年)との、あまり知られていない交流に光を当てる内容だ。
展示は次の章立てになっている。
- 第1章 井上関右衛門と堺緞通-藤本家とのつながり-(主な資料:堺緞氈受取状、明治12年・1879年)
- 第2章 「緞通王」藤本荘太郎(主な資料:堺緞通〈摺込緞通〉、明治時代)
- 第3章 井上関右衛門家と博覧会(主な資料:第4回内国勧業博覧会出品解説書、明治28年・1895年頃)
主な資料はいずれも井上家の所蔵として案内されている。
特別展示:奥座敷に敷かれたミュシャの堺緞通
特別展示として、大阪・関西万博に出展されたアルフォンス・ミュシャの油絵「クオ・ヴァディス」を原画にした堺緞通を、鉄炮鍛冶屋敷の奥座敷で初めて実際に敷いた状態で展示する。この緞通は公益財団法人堺市文化振興財団の所蔵だ。写真や図録では分からない、座敷の広さに対する緞通の大きさや、畳との取り合わせを見られる機会になる。
関連イベント:申込が要るのはミニ講座だけ
ミニ講座(事前申込制)
- 日時:10/31(土)午後2時〜3時
- 会場:鉄炮鍛冶屋敷
- 内容:文化財課の学芸員が、藤本荘太郎と井上関右衛門の交流について話す
- 定員:35人(先着順)
- 申込:10/7(水)午前10時から。定員に達し次第、受付終了。電話またはファックスで氏名と電話番号を伝える(鉄炮鍛冶屋敷 電話・ファックス共通 072-228-1501)
展示解説(当日整理券)
- 日時:10/10(土)、11/22(日)、12/6(日)の各日、午前10時30分〜11時と午後1時30分〜2時
- 定員:各回15人(先着順)。当日午前10時から鉄炮鍛冶屋敷の受付で整理券を配る
ミニ講座・展示解説とも参加費は無料で、別に入館料がかかる。10/10は3連休の初日にあたり、展示解説の整理券は当日朝の受付が分かれ目になる。
もう1か所:山口家住宅で緞通の織機と製織実演
同じ企画に合わせて、堺市立町家歴史館 山口家住宅(堺区錦之町東1丁2-31)でも関連事業がある。
- しつらい展示「堺緞通と織機」:10/7〜12/7。緞通の小型織機、昭和時代の堺緞通、解説パネルなどを展示
- 堺式手織緞通技術保存協会による製織実演:10/10(土)、11/22(日)、12/6(日)の各日、午前10時30分〜午後0時30分と午後1時30分〜3時30分。来館者も交代で製織を体験できる。各日30分ほど、午前11時30分と午後2時30分から学芸員の解説がある
- 山口家住宅の入館料は200円(20人以上の団体は160円)で、無料になる人の条件は鉄炮鍛冶屋敷と同じ。開館時間と休館日も同じ
2館共通券は600円(20人以上の団体は480円)。両館の距離は約620メートルと案内されている。
行き方と駐車場
鉄炮鍛冶屋敷
- 阪堺線「高須神社」停留場から西へ300m
- 南海本線「七道」駅から東へ300m
- 車で行く場合は、イオンモール堺鉄砲町の駐車場が利用できる(鉄炮鍛冶屋敷そのものの駐車場の案内は、市のページには無い)
山口家住宅
- 阪堺電気軌道阪堺線「綾ノ町」停留場から南東へ約200m
- 南海高野線「堺東」駅、または南海本線「堺」駅から南海バスで「大小路」停留所へ行き、阪堺線に乗り換えて「綾ノ町」で降りる
- 南海バス「堺東駅前」から16系統・17系統(北循環線)の「堺駅西口」行き、または61系統(堺東住之江線)の「住之江公園駅前」行きで「綾の町電停前」下車
- 両館とも駐車場はなく、公共交通機関の利用が案内されている
問い合わせ先
展示の問い合わせ・ミニ講座の申込は鉄炮鍛冶屋敷(電話・ファックス共通 072-228-1501)。堺市文化観光局 歴史遺産活用部 文化財課は 072-228-7198 で、このページの担当窓口として市が示している。日程や受付は変わることがあるため、出かける前に市の案内ページで確かめてほしい。
堺市のほかの催し・暮らしの記事は堺市の記事一覧にまとめている。
情報源
- 堺市「鉄炮鍛冶屋敷企画展「堺緞通と鉄炮-「緞通王」藤本荘太郎と井上関右衛門-」の開催について」(2026年9月10日更新)https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/rekishi/bunkazai/bunkazai/oshirase/teppou5rdexhibition_dantsu.html
写真:堺津鳥銃鍛冶(秋里籬島『和泉名所図会』1796年より、パブリックドメイン)。
